ヨアンナ・ドマンスカ

クラクフ音楽院にてジャン・ホフマンにピアノを師事する。1982年、カトヴィツェ音楽院にてアンジェイ・ヤシンスキのクラスを首席で卒業。
その後、フランス政府の補助金を得て1986年から1987年、フランスのリヴィア・レフの下で研鑽を積む。1981年ロン・ティポー国際コンクール、1982年カーサグランデ国際ピアノ・コンクール(イタリア、テルニ)、同年ポーランド・ピアノ・フェスティバル(ポーランド、スウブスク)等多数のコンクールにて入賞している。また、国際的に多くの音楽祭に招待されている。レパートリーは幅広く、カロル・シマノフスキの解釈には定評があり、3枚シマノフスキのCDを録音している。最初の録音は特に高い評価を受ける。
2007年には、ポーランドのDUXより2枚目のアルバム(シマノフスキのバレエ作品<ハルナシェ>のピアノ・ヴァージョンの世界初演)がリリースされ、 ポーランドの名ピアニスト、アンジェイ・タタルスキとの共演は話題となった。また、同年シマノフスキのピアノ・ソロ作品集もリリースし、ピチカート社よ り、世界的に評価の高いスーパーソニック賞を受賞する。この他にも、ポーランド放送、イタリア放送、フランス放送との録音も行っている。
現在はカトヴィツェ音楽院にて教鞭を執る傍ら、ポーランド国内外のコンクール審査やマスター・クラス、講義などで幅広く活躍している。2002年よりシマノフスキ音楽協会の副会長を務めている。

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