クラリネットの選び方

クラリネットは18世紀初頭に「シャリュモー」というリコーダーに似た古楽器をドイツ人の楽器製作者「ヨハン・クリストフ・デンナー」が改造し製作したのが始まりと言われています。
当時あった小型のトランペット「クラリーノ」に音色が似ていたことから「クラリネット」と名付けられました。
19世紀に入るとドイツ人の「ミュラー」によりキィが13個ついたクラリネットが発明され、そして1843年に楽器製作者の「ビュッフェ」と、クラリネット奏者の「クローゼ」によってベーム式フルートのキー・システムを応用した「ベーム式クラリネット」が作られ、これが現在世界中で広く使用されているクラリネットになります。
音が出る仕組みは、マウスピースを口にくわえて息を吹き込み、リードを振動させ、それが管体で共鳴して音がでます。
そしてキーを押さえることで音程を操作することができます。

クラリネットの管体の材料にはグラナディラという黒くて水に沈むくらい比重が大きい硬い木が一般的に良く使用されます。温もりのある柔らかな音色が特長です。
安価なモデルにはABS樹脂を使用する事が多く、木製と違い割れに強く、扱いやすいのが特長です。